訪問看護師の一日のスケジュール|訪問件数・移動・オンコールの実態を徹底解説

コラム
  1. 訪問看護師の一日の流れ(スケジュール例)
    1. 朝のルーティン(出勤・朝礼・準備)
    2. 午前の訪問(1〜2件)
    3. 昼休憩
    4. 午後の訪問(2〜3件)
    5. 夕方の業務(記録・報告・翌日準備)
    6. 退勤
  2. 訪問看護師の一日を左右する「訪問件数」
    1. 1日の平均訪問件数は何件か
    2. 訪問時間の内訳(バイタル・ケア・記録)
    3. 地域・移動手段によって変わる訪問件数
  3. 移動時間の実態
    1. 移動手段の種類と使い分け
    2. 移動時間が業務に与える影響
    3. 移動を効率化するための工夫
  4. 訪問の合間にやること
    1. 記録入力のタイミング
    2. 主治医・ケアマネへの連絡
    3. 管理者への報告
  5. 月末月初は業務が増える
    1. 訪問看護計画書・報告書の作成
    2. レセプト請求補助
    3. 担当者会議・カンファレンスへの参加
  6. オンコール当番の日の過ごし方
    1. オンコール待機中の過ごし方
    2. 電話対応の流れ
    3. 実際に呼ばれた場合の流れ
    4. オンコール明けの翌日の業務
  7. 病院看護師の一日との違い
    1. 夜勤がない代わりにオンコールがある
    2. チームで動くか一人で動くか
    3. 移動という業務が加わる
    4. 記録・書類作成のタイミングの違い
  8. 訪問看護師の一日で大変なこと・工夫していること
    1. 天候・交通状況による予定変更
    2. 急な利用者の状態変化への対応
    3. 書類作業が集中する月末の残業リスク
    4. 休憩をしっかり取る工夫
  9. 訪問看護師の一日のやりがい
    1. 利用者の生活の変化を間近で見られる
    2. 自分のペースで動ける裁量の大きさ
    3. 一人ひとりと深く向き合える時間
  10. よくある質問
    1. 訪問看護師は1日に何件訪問しますか?
    2. 昼休憩はちゃんと取れますか?
    3. 残業はどのくらいありますか?
    4. オンコールは毎日ありますか?
  11. まとめ

訪問看護師の一日の流れ(スケジュール例)

訪問看護師の一日はステーションによって異なりますが、一般的な流れは以下のようなスケジュールになります。ここでは午前2件・午後3件の合計5件を訪問する日を例に紹介します。

朝のルーティン(出勤・朝礼・準備)

【8:30】出勤
出勤後まず行うのは、メール・FAX・連絡ノートの確認です。前日の夜間・早朝に利用者の状態変化があった場合は、その内容を把握することが最初のタスクになります。その後、当日訪問する利用者の情報を確認し、前回訪問からの変化・特記事項・ケアの内容を頭に入れておきます。

【8:45】朝礼・ミーティング
スタッフ全員が集まり、当日の訪問スケジュールの確認・前日の申し送り・緊急対応があった場合はその内容の共有を行います。サービス担当者会議・研修・行事などの予定もここで確認します。ミーティングは15〜20分程度で終わることが多いですが、ステーションによっては30分程度かかることもあります。

【9:00】訪問準備
ミーティング後は訪問に必要な物品の準備を行います。処置に必要な衛生材料・薬剤・記録用品などを準備し、忘れ物がないか確認します。電子カルテを使用しているステーションでは、タブレット・スマートフォンの充電確認も重要な準備の一つです。

【9:15】出発
準備が整い次第、1件目の訪問先へ出発します。移動手段は車・バイク・自転車・徒歩など、ステーションのエリアや方針によって異なります。

午前の訪問(1〜2件)

【9:30〜11:00】1件目の訪問
到着後まずバイタルサイン(血圧・脈拍・体温・SpO2)を測定し、全身状態を観察します。前回訪問時からの変化・自覚症状・食事・排泄の状況を確認した後、その日のケア内容(清潔ケア・処置・リハビリなど)を実施します。ケアが終わったら訪問記録を記入し、次の訪問先へ向かいます。

【11:00〜12:00】2件目の訪問
2件目も同様に、バイタル測定・全身観察・ケアの実施・記録という流れで進めます。利用者の状態変化があった場合は、訪問中に主治医やケアマネージャーへ電話・FAXで報告することもあります。

昼休憩

【12:00〜13:00】昼休憩
午前の訪問が終わったら、ステーションに戻って昼休憩を取ります。手洗い・うがいをして午前の記録を整理した後、スタッフで昼食を取ります。午後の訪問に向けた情報収集・物品の準備もこの時間に行います。ステーションによっては、昼休憩中に車内でご飯を食べながら次の訪問先へ移動するというスタイルも見られます。

午後の訪問(2〜3件)

【13:15】出発
準備が整い次第、午後の訪問へ出発します。

【13:30〜15:00】3件目の訪問
午後最初の訪問です。内容は利用者によって異なりますが、医療処置・服薬管理・リハビリ・ターミナルケアなど、ケアの内容が複雑なケースは時間がかかることがあります。

【15:00〜16:00】4件目の訪問
4件目は比較的短時間のケース(バイタル確認・服薬確認など)が入ることも多いです。

【16:00〜17:00】5件目の訪問(ある場合)
1日5件の場合、夕方に最後の訪問が入ることがあります。利用者の状態・訪問エリアによっては夕方17時近くまで訪問が続くこともあります。

夕方の業務(記録・報告・翌日準備)

【16:15〜17:00】ステーションへ戻り後の業務
全訪問が終わったらステーションへ戻り、手洗い・うがいをして訪問物品を片付けます。その後、訪問中に気になったことの情報共有・記録の最終確認・主治医やケアマネへの連絡対応・翌日の訪問予定の確認を行います。電子カルテを活用しているステーションでは、訪問先でリアルタイムに記録を入力しているため、帰社後の記録作業が大幅に削減されています。

退勤

【17:30】退勤
多くの訪問看護ステーションでは17時〜18時台の退勤が基本となっており、夜勤のある病棟勤務と比べて規則的な生活を送りやすいことが大きな特徴です。ただし月末は書類作成が集中して残業になるケースがあります。

訪問看護師の一日を左右する「訪問件数」

1日の平均訪問件数は何件か

訪問看護師が1日に担当する訪問件数は、平均4〜6件程度とされています。日本看護協会の調査では、訪問看護師1人あたりの1日の平均訪問件数は概ね5件前後という結果が多く報告されています。ただしこの数字は、ステーションの規模・エリア・訪問時間の設定によって大きく異なります。

1件あたりの訪問時間は、介護保険では「30分未満」「30分以上1時間未満」「1時間以上1時間30分未満」などの区分があり、ケアの内容によって訪問時間が変わります。処置が多い利用者・ターミナルケアの利用者を担当する場合は1件に1時間以上かかることもあり、その分1日の訪問件数は少なくなります。理学療法士・作業療法士の一日については「訪問看護で働く理学療法士とは?仕事内容・作業療法士との違い・転職のポイントを完全解説」もあわせてご覧ください。

訪問時間の内訳(バイタル・ケア・記録)

1回の訪問時間は、バイタル測定・全身観察(5〜10分)・ケアの実施(10〜40分)・記録・利用者・家族とのコミュニケーション(5〜15分)という構成が一般的です。バイタルの数値が気になる・家族から相談を受ける・急な処置が必要になるなど、想定外の対応が発生することもあり、予定より時間がかかることもあります。

地域・移動手段によって変わる訪問件数

都市部では訪問先が近距離に集中しやすく、移動時間が短いため1日の訪問件数を多く確保しやすい傾向があります。一方、地方・農村部では訪問先が広範囲に分散しており、1件あたりの移動時間が長くなるため、1日の訪問件数が3〜4件にとどまることもあります。北海道のような広大なエリアでは、冬期間の積雪・路面凍結により移動時間がさらに増加し、訪問件数が減少するリスクもあります。

移動時間の実態

移動手段の種類と使い分け

訪問看護師の移動手段は、ステーションのエリアや方針によって異なります。郊外・地方では自動車での移動が一般的で、ステーションが社用車を用意しているケースも多くあります。都市部・住宅密集地では、渋滞を避けるためにバイク・電動自転車・自転車・徒歩を組み合わせることも多いです。移動手段によって体力的な負担・天候の影響・移動速度が大きく変わるため、自分に合った移動手段があるステーションを選ぶことが重要です。

移動時間が業務に与える影響

移動時間は直接報酬が発生しない時間であるため、移動時間が長いほど1日の訪問件数が少なくなり、ステーションの売上・スタッフの収入にも影響します。移動時間の長さはスタッフの体力的な消耗にもつながるため、1日の訪問スケジュールを組む際は移動時間を考慮したルートの最適化が重要な業務管理のポイントになります。

移動を効率化するための工夫

移動効率を高めるための工夫として、同じエリア内の訪問先をまとめてスケジュールに入れる・交通渋滞を避けた時間帯を選ぶ・カーナビ・地図アプリを活用する・訪問スケジュールを定期的に見直すなどが挙げられます。電子カルテを活用して訪問先での記録入力を済ませることで、移動中・帰社後の記録作業時間を削減し、実質的な業務効率を高めることも有効な工夫です。

訪問の合間にやること

記録入力のタイミング

訪問記録の入力タイミングは、ステーションのシステム・スタッフの習慣によって異なります。電子カルテを導入しているステーションでは、訪問中・訪問直後にタブレットやスマートフォンで記録を入力できるため、帰社後の記録作業を最小限に抑えることができます。紙の記録が中心のステーションでは、訪問中にメモを取り、帰社後にパソコンへ清書する流れになります。記録作業の効率がそのまま残業時間に直結するため、効率化への取り組みはスタッフの働きやすさに大きく影響します。

主治医・ケアマネへの連絡

訪問中・訪問直後に利用者の状態変化・緊急性のある情報が発生した場合は、移動中や訪問の合間に主治医・ケアマネージャーへ電話連絡します。「バイタルが乱れていたので報告します」「家族から聞いた話でケアプランの見直しが必要かもしれません」といった情報を適切なタイミングで連絡することが、多職種連携の質を保つ上で重要です。ケアマネとの連携については「訪問看護ステーションがケアマネと関係構築する方法|選ばれるステーションになるための営業戦略」で詳しく解説しています。

管理者への報告

訪問中に通常と異なる状態・対応に迷う場面があった場合、スマートフォンで管理者や先輩スタッフに電話して相談します。「この状態は主治医に連絡すべきか判断に迷っています」「家族からこんな要望がありましたが、どう対応すればいいですか」など、一人で抱え込まずに相談できる体制が整っているステーションほど、スタッフが安心して業務を続けられます。

月末月初は業務が増える

訪問看護計画書・報告書の作成

訪問看護ステーションでは毎月、利用者ごとに「訪問看護計画書」と「訪問看護報告書」を作成して主治医・ケアマネージャーに提出することが法令上義務づけられています。担当する利用者数が多いほど、月末月初にこれらの書類作成が集中します。書類の作成・確認・提出に追われる月末は、残業が発生しやすい時期です。電子カルテを活用することで書類作成の効率を高めているステーションも増えています。

レセプト請求補助

月末には介護報酬・診療報酬の請求業務(レセプト請求)も発生します。専任の事務スタッフがいるステーションでは看護師の関与は少ないですが、小規模なステーションでは管理者・看護師が請求業務を兼務することもあります。算定漏れ・請求ミスを防ぐためのダブルチェックも月末業務の一環として行われます。

担当者会議・カンファレンスへの参加

定期的なサービス担当者会議(利用者を担当する多職種が集まる会議)やステーション内のカンファレンスも、訪問看護師の業務の一部です。これらは通常の訪問業務の合間・または訪問終了後に設定されることが多く、参加のためにスケジュールを調整することもあります。

オンコール当番の日の過ごし方

オンコール手当の相場・給与体系については「訪問看護師の給料は上がる?|年収相場・手当の仕組み・収入を上げる方法を解説」で詳しく解説しています。

オンコール待機中の過ごし方

オンコール当番の日は、勤務時間外でも専用の携帯電話(オンコール携帯)を持ち、いつでも電話に出られる状態で過ごします。基本的には自宅で過ごすことができますが、「いつ電話が来るかわからない」という緊張感から、本当の意味でリラックスしにくいという声は多くあります。飲酒できない・遠出できないというライフスタイル上の制約も、オンコール当番日の特徴の一つです。

電話対応の流れ

オンコールの電話が来た場合、まず利用者・家族から状況を聞き取り、電話でのアドバイスで対応できるかどうかを判断します。「熱が38度あって咳がひどい」「呼吸が苦しそう」「転倒して頭を打った」など、状況に応じて電話での指導・主治医への報告・緊急訪問の判断を行います。電話だけで解決できる場合は、そのまま通話終了となります。

実際に呼ばれた場合の流れ

緊急訪問が必要と判断した場合は、速やかに利用者宅へ向かいます。深夜・早朝であっても、利用者の安全のために出動します。到着後は状態を確認し、必要に応じて処置を行い主治医へ報告します。状態が安定すれば帰宅しますが、入院が必要と判断される場合は救急搬送の手配・家族への説明なども対応します。

オンコール明けの翌日の業務

深夜に緊急訪問があった場合でも、翌日は通常通り業務があるステーションが多いです。一方、オンコール対応で睡眠が取れなかった場合に翌日の勤務を調整できる体制があるステーションもあります。オンコール明けの翌日の勤務がどうなるかは、ステーションの方針によって大きく異なるため、転職前に確認しておくことをおすすめします。

病院看護師の一日との違い

夜勤がない代わりにオンコールがある

病院看護師の最も大きな特徴の一つが夜勤です。2交代制・3交代制などの夜勤シフトは、体内リズムを乱し体力的・精神的な消耗につながります。訪問看護師は基本的に夜勤がなく日勤中心の働き方ですが、その代わりにオンコール対応があります。「夜勤はないがオンコールがある」という働き方が自分のライフスタイルに合うかどうかは、転職を考える上で重要な判断基準です。

チームで動くか一人で動くか

病院では医師・先輩看護師・他のスタッフと常に連携しながらチームで動きますが、訪問看護では基本的に一人で利用者宅を訪問して判断・対応します。「一人で判断する責任」というプレッシャーがある一方で、「自分のペースで利用者と向き合える裁量の大きさ」というやりがいもあります。訪問看護師として働くメリット・デメリットについては「訪問看護師は何年目から働ける?経験年数・転職タイミング・向いている人を徹底解説」もあわせてご覧ください。

移動という業務が加わる

病院では同じ建物の中で業務が完結しますが、訪問看護では複数の訪問先を移動しながら業務を行います。移動時間は報酬が発生しない時間ですが、天候・交通状況に影響されるリスクもあります。移動を通じて地域の様子を知ることができる・外の空気を吸いながら気持ちを切り替えられるというポジティブな側面もあります。

記録・書類作成のタイミングの違い

病院では勤務時間中に記録・書類作成の時間が確保されていることが多いですが、訪問看護では記録作業が訪問の合間・帰社後に集中する傾向があります。電子カルテを活用して訪問先でリアルタイムに記録を入力することで、帰社後の業務を大幅に削減できます。記録作業の効率化は、訪問看護師のワークライフバランスに直結する重要な課題です。

訪問看護師の一日で大変なこと・工夫していること

天候・交通状況による予定変更

訪問看護では、雨・雪・台風・交通渋滞などの外部要因によって訪問スケジュールが狂うリスクがあります。特に冬期間の北日本では積雪・路面凍結による移動時間の大幅な増加が業務に影響します。「今日は渋滞で次の訪問に遅れそうです」という連絡をケアマネ・利用者家族に入れるなど、柔軟な対応力が求められます。

急な利用者の状態変化への対応

訪問してみると「前回と全く状態が違う」というケースは日常的にあります。予定していたケアの内容を変更する・主治医に緊急連絡する・家族に状況を説明するなど、その場での臨機応変な判断が求められます。このような想定外の対応が重なる日は、帰社時間が遅くなることもあります。

書類作業が集中する月末の残業リスク

月末は訪問看護計画書・報告書の作成・レセプト請求補助などの書類作業が集中するため、残業が発生しやすい時期です。「月末だけは残業覚悟」という訪問看護師は少なくありません。電子カルテの活用・業務分担の見直しなどで月末の業務集中を緩和できるステーションを選ぶことが、働きやすさにつながります。

休憩をしっかり取る工夫

訪問が詰まっている日は昼休憩が短くなりがちです。「移動中に車内でご飯を食べる」という看護師も多いですが、しっかり休息を取ることが午後の訪問の質に影響します。管理者が訪問スケジュールを組む際に「必ず1時間の昼休憩が取れる構成にする」という配慮があるステーションは、スタッフの働きやすさを大切にしている事業所の証拠です。

訪問看護師の一日のやりがい

利用者の生活の変化を間近で見られる

「先週より歩けるようになった」「久しぶりにご飯を完食できた」「笑顔が増えた」という利用者の変化を、生活の場で直接確認できることは、訪問看護師ならではの深いやりがいです。病院では退院後の生活がわからないまま関わりが終わりますが、訪問看護では利用者の実際の生活の変化を継続的に見届けることができます。

自分のペースで動ける裁量の大きさ

病院のようにナースコールに追われることなく、一人の利用者としっかり向き合う時間が確保されています。移動中の車の中で気持ちを整理し、次の訪問に向けて心の準備ができるという点も、訪問看護師ならではの働き方の特徴です。自分の判断・行動が直接ケアの質につながるという責任感と裁量の大きさが、訪問看護師としての成長を実感させてくれます。

一人ひとりと深く向き合える時間

同じ利用者を継続的に担当し、月単位・年単位で関わり続けることができるのが訪問看護の最大の特徴の一つです。「先生が来てくれると安心する」「あなたがいてくれたから最期まで自宅にいられた」という言葉を直接かけてもらえる体験は、病院では得難い深いやりがいです。

よくある質問

訪問看護師は1日に何件訪問しますか?

平均4〜6件程度が一般的です。ステーションの規模・エリア・1件あたりの訪問時間によって異なります。都市部では移動時間が短いため6件以上訪問できるケースもありますが、地方や医療依存度の高い利用者が多いステーションでは3〜4件にとどまることもあります。

昼休憩はちゃんと取れますか?

ステーションの方針・訪問スケジュールの組み方によって異なります。「必ず1時間の昼休憩が取れるようにスケジュールを組んでいる」というステーションがある一方、「移動中に車内で食事を取ることが多い」というステーションもあります。転職を検討する際は、休憩の取りやすさを事前に確認することをおすすめします。良い職場の見つけ方については「訪問看護ステーションの採用方法を徹底比較|採用サイトが最も効果的な理由」もあわせてご覧ください。

残業はどのくらいありますか?

通常月は残業がほとんどないステーションが多いですが、月末は書類作成・レセプト作業が集中して1〜3時間程度の残業が発生するケースがあります。電子カルテを導入しているステーションでは、記録作業の効率化によって残業時間が大幅に削減されているところもあります。書類管理・実地指導対策については「訪問看護の実地指導(運営指導)対策|準備すべきチェックリストと当日の流れを徹底解説」もあわせてご覧ください。

オンコールは毎日ありますか?

毎日ではなく、スタッフが交代でオンコール当番を担当するのが一般的です。当番の頻度はスタッフ数・ステーションの方針によって異なり、月4〜8回程度が多いとされています。オンコールなしのステーションも存在します。転職前に「オンコールの頻度は月何回程度か」を具体的な数字で確認することをおすすめします。オンコールを含む訪問看護師の働き方については「訪問看護ステーションの選び方【転職者向け】|失敗しない職場選びのチェックポイント」もあわせてご覧ください。

まとめ

訪問看護師の一日は、朝礼・訪問準備から始まり、午前・午後を通じて4〜6件の利用者宅を訪問し、夕方に記録・報告・翌日準備を行って退勤するというサイクルが基本です。病院看護師と比べると夜勤がない・自分のペースで動ける裁量の大きさという魅力がある一方で、オンコール対応・一人訪問のプレッシャー・月末の書類作業集中という特有の課題もあります。

訪問看護師の一日のリアルを知ることで、「自分にこの働き方が合うか」を転職前に判断しやすくなります。転職を検討している方は、ぜひステーションの見学に行って実際の一日を体感してみてください。訪問看護師として働くことへの不安・疑問については「訪問看護師が辞めたいと感じる理由と対処法|転職すべきか続けるべきかの判断基準」もあわせてご覧ください。

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